内容紹介
なかなか要件が決まらない。決まったと思ったらひっくり返る。挙げ句の果ては
「期待通りでない」と苦言を言われる――。こうした経験を持つ方は少なくないでしょう。
この問題を避けるために有効なのが「BABOK」です。システムの企画・開発プロセスに
取り入れれば、手戻りを確実に減らせます。このBABOKを「30日」で習得できるよう、
ポイントを絞り込んでわかりやすく解説したものが本書です。要件定義ですぐに使える
チェックシートや、プレゼンで使える図も満載。行き詰まったときに役立つ34のテクニック集も
付いています。ITエンジニアや営業担当者、コンサルタントなど、IT企画・開発に携わる
すべての方に必携の1冊です。
内容(「BOOK」データベースより)
誰でもBA(ビジネスアナリスト)になれる!30日で完全マスター、手戻りゼロの要件定義テクニックが満載。ビジネスアナリシスのテクニック集つき。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
広川 智理
1977年4月、NECに入社。社内IT部門やシステム子会社にて、本社や海外現地法人を含むNECグループ企業向けのシステム構築・運用などを担当。NEC America社に2度出向し、現地の基幹系システムの再構築、北米IT先進事例調査などを行う。2001年4月にIT調査・コンサルティングを手掛けるアイ・ティ・アールに転職。ユーザー企業のプロジェクト管理、要求定義、ベンダー選定、見積もり妥当性評価、契約適正化などを多数支援(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
【第1章】 ビジネスアナリシス、はじめの一歩
< 1日目 > ビジネスアナリシスって何?
< 2日目 > ビジネスアナリストの心構え
< 3日目 > BABOKで「技力」を高める
< 4日目 > システム開発の七カ条を知る
【第2章】 千里の道も「計画」から
< 5日目 > 「計画を立てる」ことを計画する
< 6日目 > ステークホルダーを洗い出す
< 7日目 > 相手の影響力を知る
< 8日目 > 「RACI」で役割を分析
【第3章】 ダンドリが成否を分ける
< 9日目 > 作業の“段取り”を考える
< 10日目 > 情報のアンテナを高く張る
< 11日目 > 伝達手段や表現方法を細かく決める
【第4章】 情報の承認・変更は厳密に管理
< 12日目 > 承認プロセスを明確にする
< 13日目 > 要求の変更プロセスを決める
< 14日目 > 危機を察知する仕組みを作る
【第5章】 タテマエに惑わされない
< 15日目 > 先入観や気づかいに要注意
< 16日目 > なぜ? もしも? で本音を引き出す
< 17日目 > プロトタイピングで本気にさせる
【第6章】 スマートな目標と方策を見つけ出す
< 18日目 > SMARTな目標を作る
< 19日目 > ギャップと実現可能性を把握する
【第7章】 要求を磨き上げる
< 20日目 > 要求を体系的に整理する
< 21日目 > 正しく漏れなく伝える
< 22日目 > 主観を廃して厳しくチェック
< 23日目 > 妥当性を見極める。事実関係と効果を明確に
< 24日目 > 優先順位を決め、みんなを納得させる
【第8章】 要求のステータスを四段階で把握
< 25日目 > 要求のステータスを管理する
< 26日目 > 三つの方向にトレース。会社の承認を得る
< 27日目 > ITベンダーに要求を伝える
【第9章】 ソリューションの妥当性を評価する
< 28日目 > ソリューションを評価する
< 29日目 > 反対勢力の影響力を知る
< 30日目 > PDCAサイクルを回す
★ 付録 ビジネスアナリシスのテクニック集 ★